(長崎県)五島列島・野崎島は日本一異色な無人島!【世界遺産観光・旅行記】

 

野崎島は五島列島・小値賀島の東に位置している無人島です。

無人島といえど、かつては人が住んでいて、先日世界遺産登録が決定された『旧野首教会』があり、神秘的な雰囲気をもつ島です。

そんな野崎島に行ってきたので紹介していきます!

野崎島の特徴

 
五島列島の他の島と比べての野崎島特徴を挙げていきます
 
  • 無人島である
  • 世界遺産となる旧野首教会がある
  • 鹿が500頭も生息している
  • かつて集落だった遺跡がある
  • 無人島である

野崎島は五島列島の中でも異色な存在の島です。

注意
野崎島に渡るには前日までに『おぢかアイランドツーリズム協会』に申し込みをしておく必要があります

ちおひこ

無人島×教会×廃墟×鹿とか非日常要素もりだくさん…

 

参考 野崎島のことおぢかアイランドツーリズム

信仰の記憶が残っている『旧野首教会』

 

野崎島のシンボルとも言える『旧野首教会』

2018年6月30日に世界遺産登録も決定されました!

明治時代に野首集落17世帯の信仰者たちが生活を切り詰めて費用を捻出し、数年かけて建てられた教会です。

本当に立派な教会で、遠くからでもその存在感を発揮しています。

普段は鍵がかかっていますが、入島の事前連絡の際に(アイランドツーリズム協会に)参観の申し込みをしておけば当日施錠を解いておいてくれます。

多くの教会建築を手がけた五島列島出身の建築家、鉄川与助による設計です。

教会内も素晴らしいいぃ!!

信仰者のいない無人島の教会といえど、この『旧野首教会』は(綺麗に手入れされていることもあり)しっかりと神聖な雰囲気を残していました。

色鮮やかなステンドグラスにはっとさせられます。

そして、当時の信仰の(重みのような)強い気持ちがビシビシと伝わってきました。

500頭もの鹿!しか!シカ!

 

野崎島には本当に多くの鹿が生息しています。

わさわさいます。

その数、今や500頭いると言われているそう。

(無人島になってから爆発的に増えたみたい)

実際、港から教会・学塾へ向かう間にも既に何十頭も見かけました。

完全に野生の鹿なので(奈良公園にいる鹿とは違い)こちらの姿を見つけるとすぐに距離をおかれてしまいます…。

帰りがけに鹿の骨を発見…

あれだけ沢山の鹿がいるので塾長は骨もよく見かけるそうです。老衰だといいな

生え変わりの時期には鹿の角も沢山落ちているそう!

調べてみたら春先が生えかわりの時期みたい

鹿の角ってあれ(オスは)毎年生えかわるんですね…!!

あれだけの立派な角を1年で生やすの凄い!

ちおひこ

たまたま塾長が角を見つけたみたいで、いただきました…!塾長、ありがとうございます!(感謝)

宿泊できる無人学校『自然学塾村』

 

1985年に閉校となった小・中学校の木造校舎を再利用してできた 『野崎島自然学塾村』は野崎島で宿泊、休憩できる唯一の施設です。

料金が日帰り¥1000、宿泊¥3500-かかりますが、水洗トイレや温水シャワー、調理室も利用できます。(要予約)

旧野首教会と野首海岸の間にあります。

学塾内には一応自動販売機も1台あります。(品切れだと怖いので野崎島に来る前にも飲み物を持ってきておいた方がいいでしょう)

まんま学校です!廊下も水回りも綺麗にされています。

宿泊はこちらの部屋を借りました!(家族4人で一部屋借りました)

宿泊者がいるときは塾長(自然学塾村の管理人であり『おぢかアイランドツーリズム協会』の方)が学塾内に滞在してくれます。

合宿所だったのかな?部屋も綺麗ですし、トイレ、シャワーもすぐそばにあります。

ムカデやネズミに気をつけてと脅されましたが(笑)幸いにも出会わなかったので良かったです( ◠‿◠ )敷地内ではそんなには出現しないかも?

ご飯はでませんが、調理室が自由に使えます。

さすが調理室!炊飯器、鍋、包丁等、調理用具は充実しているので、お米や食材を持ち込めば大抵のものは作れます。

やかんでお湯も沸かせるので荷物を軽くしたい方はカップラーメンでも持って行けば事足ります!

一応、調味料も置いてありますが基本的なものは持って行けるのであれば持ち込んだ方が良いかもしれません。

うちの家族は現地調達した食材をクーラーバックに入れて持ち込んでいたので、それを使ってみんながごちそうを作ってくれました!

ちおひこ

私はそら豆を茹でました

夜の学校!肝試しにはもってこいのロケーションです!

夜間はイノシシとの遭遇の危険性があるため、学塾敷地内からの外出は禁止となっています。

イノシシは本来野崎島には生息していないはずだったのですが、中通島から海を渡ってきたらしい。

ちおひこ

イノシシって泳げるらしい。しゅごい!

野崎島自然学塾村

 

独特な風景『舟森集落跡』

 

野崎島の南端にある集落跡・舟森。

1966年に廃村となってしまったこの集落には、かつてカトリック信者たちがひっそりと暮らしていました。 

野首集落からはひと山越えなければならない、なかなか行きづらい場所にありますが、宿泊した翌日に行くことができました!

こちらの集落跡の記事に付いては、後日別に更新します。

ちおひこ

チョット マッテテネ

野崎島のサバンナ!『野崎火山火口跡』

 

そして港から、野崎集落の奥の方へ進んだ場所には『野崎島のサバンナ』が広がっています!

見渡す限りの原っぱ!大自然パノラマ!!!

大量の糞から、鹿たちもここら辺まで遊びにきていることがわかります。

↓よく見ると沢山いる鹿たち(๑>◡<๑)

展望台があるところからは、赤土と海のコントラストを眺めることができます(╹◡╹)

それにしても海が綺麗だ…

小値賀島から船が出ているよ

 

そんな野崎島へのアクセスは小値賀島から1日2便出ている『はまゆう』という町営船のみとなっています。

後は海上タクシー(チャーター)か。

曜日によって便数の変動、運休日もありますので詳しくはこちらの運行ダイヤをご覧下さい。

野崎島の観光を予定している方はこちらの注意事項も事前にチェックしておくと良いです!

五島列島レポまとめはコチラ!

【10日間旅行】五島列島行ってきたレポまとめ【世界遺産・教会】

 

五島列島の宿・レンタカーの予約は早めにしておこう!

五島列島の宿、レンタカーはネットで予約出来ないところが大半です。

(福江島は割とネット予約出来るところがありますが)

宿、レンタカーの予約はガイドブックを見て泊まりたいところを把握し→電話予約がおすすめです!
 
宿の数が少ない島もありますので、早めに予約しておきましょう◎
 
 
 

五島列島だけ詳しく載っているガイドブックは3種類くらいしかありません!

持ち運びしやすいサイズで、それぞれの島の地図も付いているので計画の時から重宝しました!

 

こちらは写真が大きく読みやすいです(╹◡╹)